XSERVERでサイトのリニューアルを行ったので忘備録

目次

要件

  • PHPのバージョンアップ
  • WordPressのバージョンアップ
  • データベースのバージョンアップ
  • 常時SSL化
  • WordPressテンプレートの変更

XSERVER

良いところ

10日間のお試し期間

10日間のお試し期間があるので、デモサイトを作成して、やりたい放題実験が可能。

今回はサイトリニューアル前のデモサイトを作成して、ユーザーとの打ち合わせに使用した!

但し、Contact Form7で作成した問い合わせ画面のテストはできなかった。

メール関係はお試し版では使用不可のようです!

WordPress簡単移行

まずはデモサイト作成の為に、本番サイトをお試し版のサイトへ移行してみた

移行元のドメイン名とWordPressへのユーザー名、パスワードさえあれば簡単に移行できた

但し、既存のサイトに上書きで移行する事はできなかった!

マルチドメイン対応

マルチドメインで、ドメイン毎にサーバーやデータベースの設定が可能

初期ドメインにテスト用サイトを作成し、テスト後に本番ドメインへ反映とかも可能

ドメインが無料でもらえる

サーバー契約期間中は、ドメインを1つ無料でもらえる

サイトの表示が高速になった

お名前ドットコムでは、モサッとした表示だったのが、サクッと表示されるようになった

ダメなところ

お名前どっとこむから移行した事があるが、中国からのメールが届かないトラブルがあった

中国からメールを送信すると、スパム業者と判断され、送信者へエラーメールが届いてしまう

中国と取引のあるユーザーだった為、非常に問題となってしまった。

送信先サーバーの担当者とXSERVER側のヘルプ担当者が直接やり取りしてくれれば良いのだが、結局両者からのメールを私が再送するという訳の分からない事をやらされてしまった!

XSERVER側に問い合わせても、解決する事ができず、再度お名前ドットコムへ戻した事があった。

海外とメールのやり取りをする場合は注意が必要!

サイトリニューアル手順

リニューアルサイト環境構築

お試し版サーバーの申し込み

個人情報とメールアドレスだけで簡単に申し込みできた

WordPress簡単移行でデモサイト作成

本番サイトのデータをデモサイトへ簡単に移行できた

データベースのバージョンアップ

サーバーパネルのMySQL移行ツールを使用して簡単に移行できた

Ver5.5から5.7にアップした

但し、バージョンアップに伴いDBホスト名が変更になり、サイトにデータベース接続エラーが発生した

WP-config.phpファイルのDB_HOSTを変更する事で復旧できた

PHPのバージョンアップ

サーバーパネルのPHPバージョン切替から簡単に行えた

但し、WordPressの古いテンプレートを使用していた為、サイトはエラー祭りとなってしまった。

BizVektorからLightningへのアップデート

BizVektorはPHP Ver5.7あたりまでは使用できた

テンプレートをBizVektorからLightningへ変更

Lightningは子テンプレートが標準で付いているので、新たに用意する必要がなかった

サイトが壮大に崩れまくったので、全ページの調整を行った

WordPressのバージョンアップ

Ver 4.8.9→ Ver 5.4.1

ブロックでの文章や画像の編集等、最初は戸惑ってしまったが、慣れるとこちらが良いと分かった

デモ用サイトなのでGoogleにインデックスされないように設定

WordPressのダッシュボード、「メニュー」→「設定」→「表示設定」

検索エンジンでの表示の「 検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れる

さらに、XSERVERのサーバーパネルでもサイトに入れないようにガードをかける

デモサイトの動作チェック

「外観」→「カスタマイズ」→「追加CSS」を使ってリアルタイムにCSSの編集が行えて非常に便利だった

Contact Form 7等の問い合わせ画面では、送信チェックを行えなかった。

XSERVERのお試し期間中はメールを使用できないのが、原因だった

本番環境への移行

XSERVERのWordPress簡単移行で既存サイトに上書きできるか試す

既存サイトへの上書きはできなかった

デモサイトのバックアップ

XSERVERのサーバーパネルで簡単にバックアップ可能

  1. サーバーパネルのバックアップをクリック
  2. 対象ドメインをクリック
  3. ダウンロード
  1. サーバーパネルのMySQLバックアップをクリック
  2. 対象ドメインをクリック
  3. ダウンロード

FTPでファイルをアップロード

.htaccessとwp-config.phpファイル以外をアップロード

データベースのインポート

XSERVERのサーバーパネルでphpMyAdminをクリック

id,Passwordを聞いてくる。

わからない場合はwp-config.phpの中に記述されている

インポートをクリックして、ダウンロードしたバックアップデータを選択する

PHPのバージョンアップ

これはコンボボックスを選択するだけなので簡単だし、元に戻すのも簡単

MySQLのバージョンアップ

これを行うとサイトを起動すると、「データベース接続エラー」が発生した

原因はデータベース名が変更される事が原因だった

wp-config.phpの「DB_HOST名」を合わせる

WordPressのバージョンアップ

全プラグインを停止してから行う事!

サイトの調整

ロゴ画像、スライドショー等がリンク切れになっているので、再度設定しなおす

Googleにインデックスされるように設定し直す

WordPressのダッシュボード、「メニュー」→「設定」→「表示設定」

検索エンジンでの表示の「 検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックを外す

非常に重要

常時SSL化

WordPressアドレスの設定

WordPressのダッシュボード、「メニュー」→「設定」→「一般」

WordPress アドレス (URL)、サイトアドレス (URL)のURLを「http」→「https」へ変更

サイト内のリンクの置換

全ページのリンクでURLを「http」→「https」へ変更しなければいけないが、便利なプラグインを使用

Search Regex 

WordPress内のHTMLの文字を置換してくれるプラグイン

PHPのバージョンによってはバグが発生してしまうが、簡単にバグの修正が行えるので問題なし

Search Regex を使用して「http」→「https」へ全置換を行う

URLのリダイレクト設定

.htaccessを編集し、httpからhttpsへリダイレクト設定を行う

以下のコマンドを追記

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} !on
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

Googleアナリティクスの設定

プロパティの設定でhttpからhttpsに変更

Google Search Consoleの設定

httpとは別サイトと見なさるので、再度httpsのサイトでプロパティを作成し、サイトマップの追加を行わないとならない

httpのサイトがGoogleによって優先的にインデックスされて、httpsのサイトがインデックス除外されている場合は、ガバレッジからURLの検査を行い

完了

初めての大規模リフォームだったので、心配でしたが、やってみると意外と簡単でした。

まだ、サイトリニューアルして10日程ですが、検索順位も変動せず無事完了となりました。

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